#Googleマップ#口コミ削除#削除依頼#レビュー削除#ポリシー違反

Googleマップ口コミの削除依頼マニュアル|申請手順と承認率を高めるコツ

✍️編集部

この記事は誰のため?

この記事は、Googleマップに悪質な口コミを書かれて削除したいとお考えの店舗オーナー・店長に向けて書かれています。

削除依頼を出したにもかかわらず承認されなかった経験や、どのように書けば承認されるのか分からないという悩みを抱えている方も多いでしょう。また、その口コミがGoogleのポリシー違反に該当するかどうか判断できないケースもあります。

この記事を読むことで、Googleマップ口コミの削除基準、申請手順、承認率を高める申請文の書き方が分かります。


まず最初にやるべきこと(公開返信は慎重に)

削除依頼を出す前に、以下の準備をしておきましょう。

証拠を集める

  • レビューのスクリーンショット: URL、投稿日時、全文が映るように保存
  • 投稿者のプロフィール: アカウント名、他のレビュー履歴を確認
  • 来店記録: 予約システムのログ、レジ履歴、防犯カメラ映像
  • 営業日の記録: 投稿日が定休日だった場合、営業カレンダー

公開返信は後回しでもOK

削除依頼が認められる可能性が高い場合、公開返信は削除後に判断するのも選択肢です。

  • 削除される場合: 公開返信は不要(レビュー自体が消える)
  • 削除されない場合: 削除依頼の結果を見てから、冷静な返信を検討

ただし、削除依頼には数日〜2週間かかるため、その間に第三者(潜在顧客)への説明が必要な場合は、先に公開返信を出しておきましょう。


公開返信テンプレ(出す場合)

削除依頼と並行して公開返信を出す場合、以下のテンプレートを参考にしてください。

返信テンプレート(基本パターン)

ご投稿いただいた内容について確認いたしましたが、当店のポリシーと異なる点がございます。

詳細につきましては、直接店舗までお問い合わせいただけますと幸いです。

引き続き、すべてのお客様に誠実な対応を心がけてまいります。

[店舗名] 店長

返信テンプレート(来店記録がない場合)

ご投稿いただいた日時を確認いたしましたが、該当する予約記録・来店記録が見つかりませんでした。

もしお心当たりがございましたら、直接店舗までお問い合わせいただけますと幸いです。

[店舗名] 店長

削除依頼/法的手続きの判断基準

すべての悪い口コミが削除対象になるわけではありません。Googleのポリシー違反に該当するかどうかを確認しましょう。

Googleポリシー違反の8つのパターン

Googleマップのレビューポリシーでは、以下のコンテンツが禁止されています:

  1. スパム・虚偽のコンテンツ: 来店していないのにレビューを投稿、同じ内容を大量投稿
  2. 関連性のないコンテンツ: 全く別の店舗の話、政治的な主張、無関係な宣伝
  3. 違法なコンテンツ: 著作権侵害、個人情報の暴露、違法行為を助長する内容
  4. 露骨な性的表現: わいせつな内容、性的な画像・動画
  5. 不適切なコンテンツ: 差別的な表現、ヘイトスピーチ、暴力的な内容
  6. なりすまし: 他人や組織になりすましてレビューを投稿
  7. 利害に関する問題: 競合他社による嫌がらせレビュー、金銭を受け取って投稿
  8. テロリストコンテンツ: テロ組織の宣伝、暴力を扇動する内容

Googleのコンテンツポリシーの詳細は、Google マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーをご確認ください。

削除対象になる可能性が高いケース

  • 来店していないのに投稿: 予約記録がない、定休日なのにレビューが投稿されている
  • 競合他社による嫌がらせ: 同業他社の関係者が★1レビューを連続投稿
  • 個人情報の暴露: スタッフの実名、個人的な情報を晒している
  • 差別的な表現: 人種、性別、宗教などを理由に攻撃している
  • 無関係な内容: 店舗と全く関係ない政治的な主張、宣伝

削除対象になりにくいケース

  • 主観的な評価: 「まずい」「高い」「態度が悪い」など、感想の範囲内
  • 事実に基づく批判: 実際に起きた事実を述べている場合
  • 否定的な意見: 「おすすめしない」「二度と行かない」など

具体的な手順(ステップバイステップ)

ステップ1: Googleマップで削除依頼を出す

パソコンから申請する場合

  1. Google マイビジネスにログイン
  2. 左メニューから「クチコミ」をクリック
  3. 削除したいレビューを見つける
  4. レビューの右上にある「︙」(三点リーダー)をクリック
  5. 「レビューを報告」を選択
  6. 報告理由を選択(例: 「スパム・虚偽のコンテンツ」)
  7. 詳細を記入して「送信」をクリック

スマホアプリから申請する場合

  1. Googleマップアプリを開く
  2. 自分の店舗を検索して開く
  3. 「クチコミ」タブをタップ
  4. 削除したいレビューを見つける
  5. レビューの右上にある「︙」をタップ
  6. 「不適切なクチコミとして報告」をタップ
  7. 報告理由を選択して送信

ステップ2: 承認率を高める申請文の書き方

報告理由の詳細欄には、以下のポイントを盛り込むと承認率が高まります。

申請文の例(来店していない場合)

このレビューは事実と異なります。投稿された日時(2025年1月10日)には、当店の予約システムに該当する予約記録が存在しません。また、当日は定休日でした。明らかに来店していない状態でのレビューであり、Googleのポリシーに違反していると判断いたします。

申請文の例(競合他社による嫌がらせの場合)

このレビューは、競合他社の関係者による嫌がらせと思われます。投稿者のプロフィールを確認したところ、過去に同業他社(当店の競合店)に★5レビューを複数投稿しており、当店に対してのみ★1レビューを投稿しています。利害関係があると判断されるため、Googleのポリシーに違反していると考えます。

申請文の例(個人情報の暴露)

このレビューには、当店スタッフの実名と個人的な情報が記載されています。プライバシーを侵害する内容であり、Googleのポリシーに違反していると判断いたします。

ポイント解説

  • 具体的な事実を記載: 「来店していない」だけでなく、「予約記録がない」「定休日だった」など具体的に
  • ポリシー違反の根拠を明記: どのGoogleポリシーに違反しているかを明確に
  • 感情的な表現は避ける: 「許せない」「営業妨害だ」など感情的な言葉は不要

ステップ3: Googleの審査を待つ

  • 審査期間: 通常3日〜2週間程度
  • 審査結果の通知: 削除された場合、レビューが消えるが、通知メールは来ないことが多い
  • 削除されなかった場合: 再度報告することは可能だが、同じ内容では認められにくい

ステップ4: 削除されなかった場合の次の手段

4-1. Google マイビジネス ヘルプフォーラムで相談

Google マイビジネス ヘルプで、Googleの公式サポートやエキスパートに相談できます。

4-2. 弁護士名義で削除依頼を出す

弁護士名義で削除依頼を出すと、認められる可能性が高まります。弁護士費用は5万円〜15万円程度が目安です。

4-3. 法的手続きを検討

名誉毀損や営業妨害に該当する場合、発信者情報開示請求の手順を検討します。


ホットペッパー・食べログなど他プラットフォームの削除手順

Googleマップ以外のプラットフォームでも、削除依頼の流れは基本的に同じです。

ホットペッパービューティー

  1. ホットペッパービューティーの管理画面にログイン
  2. 「口コミ管理」メニューから該当する口コミを選択
  3. 「口コミを報告」をクリックして理由を記入
  4. 運営事務局の審査を待つ(1週間〜2週間程度)

食べログ

  1. 食べログの店舗管理画面にログイン
  2. 「口コミ管理」から該当する口コミを選択
  3. 「口コミを報告」をクリックして理由を記入
  4. 運営事務局の審査を待つ(1週間〜2週間程度)

その他のプラットフォーム

各プラットフォームの利用規約・ガイドラインを確認し、運営事務局に削除依頼を出しましょう。


店舗としてやるべき記録

削除依頼を出す前に、以下の証拠を保存しておきましょう。

記録すべき項目

  • レビューのスクリーンショット: URL、投稿日時、全文が映るように保存(後で削除・編集される可能性があるため)
  • 投稿者の情報: アカウント名、プロフィール画像、他のレビュー履歴
  • 来店記録: 予約システムのログ、レジ履歴、防犯カメラ映像
  • 営業日の記録: 投稿日が定休日だった場合、営業カレンダー
  • 削除依頼の送信記録: いつ、どの内容で送信したか

証拠の保存方法

【証拠保存チェックリスト】
□ レビューのスクリーンショット(全体が映るように)
□ レビューのURL(後で確認できるように)
□ 投稿者のプロフィールページのスクリーンショット
□ 投稿日時の来店記録(予約システムのログ、レジ履歴)
□ 定休日の証拠(営業カレンダー、SNSの投稿など)
□ 削除依頼の送信記録(送信日時、内容をテキストファイルで保存)

免責

重要な注意事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、法的助言ではありません。

  • 削除依頼の可否は、各プラットフォームの判断によります。必ず削除されるわけではありません。
  • 本記事の申請文テンプレートは参考例です。個別の状況に応じて適切に修正してください。
  • 本記事の内容をそのまま実行した結果生じた損害について、当サイトは一切の責任を負いません。
  • 削除されなかった場合の法的手続きについては、弁護士などの専門家にご相談ください。

最終更新: 2025-01-13


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